14万8千円(税込)でカツラ販売

2002年2月14日 日経流通新聞

14万8千円(税込)でカツラ販売
日経流通新聞



カツラを大手の半額以下で提供します――。あみネット(福岡市)は二〇〇一年二月からインターネットを使って十四万八千円(税込)のカツラを販売している。

この一年二百個を受注し、電子メールの問合せは1ヶ月百五十件に達する。宮崎弥生社長(35)は「宣伝広告費をかけず、中国で制作することで、価格をひきさげることができた」と胸を張る。

希望者はホームページ(http://www.bikkuri.com/katura/)で申し込む。その後、あみネットと提携している全国六つの理美容室店で打合せをし、頭の型取りなどをする。

中国大手企業の工場に発注し、四十〜五十日で仕上がる。人毛を使った自然な仕上がりが売り物だ。



毛の長さやボリューム、白髪の混じり具合など商品は様々だが、価格はワンプライスにした。宮崎社長は「ネットだからこそ『△△円から』という、あいまいな表現をなくした」と話す。

最大手のアデランスの場合、男性の頭皮全体を覆うカツラの最多価格帯は四十万円前後。「全国に二百のサービス拠点があり、カツラも自社工場で生産している。単純には比較してほしくない」(広報室)というが、あみネットの安さは際立っている。

カツラの国内利用者は百万人超で、市場規模は一千億円を超えるといわれる。セールス活動がしにくいため、大手はテレビCMなど多額の広告宣伝費を使っており、値段を押し上げる要因の一つになっている。

あみネットはカツラ1個につき数万円の手数料を理美容室店に支払うが、「社員は三人しかいないうえ、広告宣伝費もかからず、手数料を支払っても、そろばんが合う」(宮崎社長)という。

当面の目標は年六百個の受注だ。生産委託先の中国企業に専用ラインを設けるために必要な発注量だ。二月に共同出資で会社「ウィズ」(福岡市)を設立し、一段の事業拡大に挑む。



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